松田道弘氏のカードマジックに対する
あくことなき研究意欲には感服します。
本書は季刊の雑誌「ザ・マジック」に掲載された文章をもとに
編集されたものです。
有名なカードマジックの数々のテーマの作品を、
著者なりに堅実な改良をほどこしています。
各テーマの書誌的資料が、いつものごとく充実。
また本書では特に、演じた後のリセットがしやすい、ということにこだわっているようです。
ただ、いくつか、不満をあげるとすると・・・
本書のタイトルに含まれた「オリジナル」という言葉には、
違和感を感じます。
収録されているのは、
ほぼ、土台に原案の作品があって、その改案であり、
オリジナリティを感じる大きな飛躍があるわけではないからです。
シリーズ(?)7冊目ということで、
そろそろタイトル命名につまってのことかもしれませんが・・・
また、シックカードと、OPECカウントを多用しているのも、
本書の特徴ですが、この方法を採用する気になれない者にとっては、
ちょっとイタいです。